- 滋賀県にある有名な城は?
- アクセス方法は?
- 現存している天守はある?
という方に向けて参考になるように、現存天守、模擬天守、城跡合わせて5つ紹介します。アクセス方法などもまとめました。
彦根城
場所、現在の状態、築城年、城主
彦根城は彦根市にあります。天守は国宝に指定されている、数少ない現存天守のある城です。1622年に築城され、城主は井伊家になります。
城の情報
軍事的に評価が高い
比較的コンパクトながら軍事的に定評のある城で、「天秤櫓」前にある廊下橋は高い位置にあり、敵の侵入前に落とすことで内部へ入ることが困難になるなど工夫が施されております。
天守は見た目もオシャレ
天守には4つの破風があり、見る角度によって印象が変わるという美しいデザインの面でも評判です。
現存天守のため内部は狭い
天守内は当時の状態のまま狭くて急な階段があるため動きやすい恰好で行くことをおすすめします。
アクセス方法など
長浜城
場所、現在の状態、築城年、城主
長浜城は長浜市にあります。現在の天守は模擬天守で、1575年頃に築城されたとされており、初代城主は豊臣秀吉になります。
城の情報
秀吉の出世城
秀吉が初めて持った城であり、船運を重視していたため船での出入りが可能な城であったとされております。
天守内は博物館
現在の天守内部は長浜城歴史博物館になっており、長浜の歴史や豊臣秀吉との関係について知ることができます。最上階は展望台になっており、琵琶湖を眺めることもできます。
アクセス方法など
安土城
場所、現在の状態、築城年、城主
安土城は近江八幡市にあり、築城からわずか10年ほどで天守などが焼失してしまったため現在は城跡となっております。1576年頃に築城されたとされており、城主は織田信長です。
城の情報
日本で最も美しい天守閣
当時の天守閣は金碧障壁画、金箔を使用した外壁、金の鯱を乗せた屋根など、煌びやかで美しいものであったとされております。徒歩15分ほどにある信長の館には当時の天守閣の5、6階部分を再現した建物を見ることができます。
完成からわずか6年ほどで原因不明の消失
城主の織田信長は天下統一の拠点として築城しましたが完成から3年後に本能寺の変で討たれ、その後3年ほどで天守閣などが原因不明で焼失し廃城になったため幻の城といわれております。
城跡は石段が多く歩きやすい恰好がおすすめ
現在は安土城跡ととして天守閣などがあった場所を見ることができますが、道中は石段が多いため歩きやすい恰好で行くことをおすすめします。
アクセス方法など
佐和山城
場所、現在の状態、築城年、城主
佐和山城は彦根市にあり、現在は城跡となっております。築城年は不明ですが、鎌倉時代に近江守護の佐々木氏が砦として築城しました。1590年頃に石田三成が城主になると改築が行われ、5層の天守閣を持つ城になったとされております。
城の情報
標高233mの場所にあったとされる城
佐和山の山頂に位置しており、現在の城跡をみるためには30分ほどの登山になります。彦根城や琵琶湖を見下ろすことができます。
近江の要衝を守る城
佐和山は位置的に東の国と西の国の境付近となっており軍事的、政治的に重要な拠点とされ、浅井氏、織田氏、豊臣氏、徳川氏ら数々の武将が勢力下に置いていました。
やがて彦根城へ機能を移す
関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康は井伊直政に佐和山城を与えますが、直政は1年後に亡くなってしまいます。跡を継いだ直継、直孝が彦根城を築城、城主となり佐和山城は廃城になったとされます。
アクセス方法など
八幡山城
場所、現在の状態、築城年、城主
八幡山城は近江八幡市にあり、現在は城跡となっております。築城年は1585年とされ、豊臣秀次が城主です。
城の情報
標高272mの位置にある城
険しい山の頂上付近にあるため現在はロープウェーで行くことができます。徒歩の場合登山となり、往復で約2時間かかります。
わずか10年ほどで廃城
秀次は3年ほどしか居なかったとされており、その後京極高次が入城しますが築城から10年後、秀次の自害と同年に廃城となっております。
城下町は現在も観光地として賑わっている
安土城から移転したとされる城下町の八幡掘は現在でも水路や街並みが残り、時代劇やドラマのロケ地としても知られております。また、寝具メーカーの西川など、近江商人の町並みもなど有名です。
アクセス方法など
滋賀県の有名な城の情報とアクセス方法をまとめました。西と東を分ける位置にある滋賀は歴史的に重要な要衝の地として多くの城が築かれました。歴史に思いを馳せながら訪れてみるのもおもしろいと思います。
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