滋賀県の気候~夏涼しい?冬寒い?~

  • 滋賀県の気候はどんな感じ?
  • なぜ京都よりも夏暑くないの?
  • どのあたりに住むのが快適?

    という方に向けて参考になるように書いております。実際に県南部に5年間住んでいる経験とデータをもとに滋賀県の気候についてまとめました。
目次

地域によって特に冬の気候が大きく異なる

冬場は近江八幡市より北部の地域であればスタッドレスタイヤが必須

滋賀県は北部と南部で冬の気候が大きく異なります。北部は日本海側気候、南部は太平洋側気候として分類されるほどです。

近江八幡市付近が境目になり、それより北部の彦根市米原市では冬は大雪になることがしばしばで北国のような気候になります。

そのため冬場は近江八幡市より北部の地域であればスタッドレスタイヤが必須となります。

南部の地域では京都や大阪のような気候

逆に大津市草津市はあまり大雪になることは少なく信楽町などの山間部を除く南部の地域では京都や大阪のような気候です。

例えば草津市にいて雪が全然降っていないのに大量に雪が付いた車が走っているというような光景を毎年見かけます。同じ日でも大雪の地域とほぼ降らない地域が近いためです。

地形的には盆地だが、琵琶湖のおかげで京都ほど夏は暑くない

夏場は湖の水が空気を冷やす

滋賀県は京都と同じく盆地に位置していますが、夏の暑さは京都よりも和らいでいます。

涼しさの秘密は琵琶湖が周辺地域の気候に大きく影響を与えており、夏場は湖の水が空気を冷やす効果を発揮し、比較的快適な気候になります。

冬場は湖の水が気温の急激な低下を和らげる

また、冬場は湖の水が気温の急激な低下を和らげ、寒冷な季節も比較的快適にしてくれます。これらは水の熱伝導率によるもので、湖は冷えにくく温まりにくい性質となっているためです。

とはいえ真夏や真冬はそこそこ暑く、寒くなるため住んでいるとそこまで琵琶湖の恩恵を感じないかもしれません。

湖陸風が吹く

また、夏の昼には琵琶湖で冷やされた空気が陸に吹き、夜には陸が早く冷えるため陸の空気が湖に流れ、山側からの涼しい空気が陸に流れるという現象もみられます(下図)。海陸風は他県でもありますが、琵琶湖なので湖陸風と呼ばれております。

年間降水量は1804mmで全国26位(2021年)となっており比較的少ない

降水日数は全国平均よりも多い

滋賀県の年間降水量は1804mmで全国26位ですが、降水日数は126日で全国13位※となっており、一回の雨量は少ないですが、降水日数は比較的多くなっております。

しとしと降る雨が多い印象

住んでいた鹿児島と比較して大雨の日は少なく、しとしと降るような雨が多い印象です。頑丈な傘よりも折りたたみ傘を携行したほうが良いかもしれません。

※出典 GraphToChart. 「降水日数(年間)の日本全国ランキング(都道府県別)」. 最終更新:2023-04-01. https://graphtochart.com/japan/world-yearly-rainy-days2.php,(参照日時:2023-10-26)

年間平均気温は15.7℃で全国31位(2021年)となっており比較的涼しい

冬の北部地域が寒い

これは冬場の北部地域の低い気温が影響していると考えられ、米原市信楽町等は1,2月の最低気温は0℃を下回る日が多いです。

また、夏はどの地域も大きく変わりませんが、少し標高の高い山の中にある信楽町付近は3℃ほど気温が低い印象です。

一年を通して快適に過ごせるのは大津市や草津市の県南部

一方大津市草津市の気温は年間を通して大阪の気温に近く、その地域の冬は0℃を下回る日は少ないです。

冬場の気候を考えると大津市草津市付近の県南部の方が比較的一年を通して快適に過ごせると思います。

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まとめ

  • 県北部は冬場特に寒くなりやすい
  • 夏場は琵琶湖のおかげで京都よりも涼しく比較的過ごしやすい
  • 大津市草津市付近の南部地域は冬場大雪になる日はそこまでないため1年を通して比較的過ごしやすい
  • 信楽町や県北部の米原市長浜市などは冬場大雪になることが多くスタッドレスなどの冬の装備が必須
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この記事を書いた人

福岡出身。就職を機に鹿児島へ。5年ほどして滋賀へ転勤し滋賀歴5年。それぞれの県の特色や良いところ気になるところ、おすすめスポットなど、経験をもとに情報を提供します。趣味は旅行とキャンプ。

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