鹿児島県の気候を解説!住みやすいエリアや意外なポイントとは?
鹿児島県の気候に興味がある方、「南国だから夏は暑いんじゃない?」という方に向けて、鹿児島県に5年間住んでいた私の経験とデータをもとに、鹿児島の気候について詳しく解説します。
地域ごとの気候差が大きい鹿児島県
鹿児島県は南北に長いため、北部と南部で気候が大きく異なります。南国のイメージが強い鹿児島ですが、実は北部には冬場に氷点下になる寒冷地も存在します。
伊佐市では冬の最低平均気温が氷点下になることもあり、チェーンやスタッドレスタイヤなどの冬の備えが必要な地域もあります。
一方で、鹿児島市周辺は積雪がほとんどなく、年に1回積もるかどうかという程度です。そのため、雪に対する備えをしている人は少なく、まれに雪が降ると交通が混乱することもあります。
さらに南の奄美大島のような離島エリアでは冬でも最低気温が10℃を超えるため、雪を心配する必要はなくなります。
意外と涼しい!鹿児島の夏
「鹿児島は南国だから、夏はものすごく暑いんじゃない?」とよく思われがちですが、実際はそれほどでもありません。鹿児島市の夏は、海に囲まれていることや山が多いこともあって、福岡や大阪などの都市よりも涼しいと感じると思います。
さらに、鹿児島市に住んでいても、1時間以内のドライブで北部の山間部や涼しい避暑地に行けるため、夏でも快適に過ごしやすいです。夏は海や山のレジャーもすぐ近くで楽しめるので、自然と親しみながら涼しく過ごせるのも鹿児島の魅力のひとつです。
降水量が多いが、雨の日は少なめ
鹿児島県は年間降水量が2782mmと全国4位(2021年※)で、かなり雨が多い地域ですが、降水日数は年間116日で全国17位と意外に少なめです。つまり、1回に降る雨の量が多いことが特徴です。雨の降り方は南国特有で、しとしと降るよりも一気に土砂降りになることが多く、折りたたみ傘よりも頑丈な傘を持ち歩く方が安心です。
※出典GraphToChart. 「降水日数(年間)の日本全国ランキング(都道府県別)」. 最終更新:2023-04-01. https://graphtochart.com/japan/world-yearly-rainy-days2.php,(参照日時:2023-10-26)
鹿児島の年間気温は全国2位
鹿児島県の年間平均気温は19.3℃で全国2位(2021年)と高めですが、これは奄美大島などの南部の島々が年間を通して暖かいことが要因です。特に冬場でも最低気温が10℃を下回らない地域があるため、温暖な印象が強くなっています。
鹿児島市周辺は気候的に住みやすい
鹿児島市は、年間を通じて全国の平均的な気温よりやや高い程度で、夏は比較的涼しく、冬も暖かいです。特に寒さや暑さが極端に厳しくないため、気候的に非常に住みやすいエリアと思います。
まとめ
- 鹿児島県は北部と南部で気候が大きく異なり、北部は冬に氷点下になる寒冷地も存在
- 鹿児島市付近は冬でもほとんど雪が積もらず、温暖な気候
- 夏場は全国的に見てもそれほど暑くなく、避暑地やレジャーを楽しむ環境も整っている
- 降水量は多いものの、雨の日はそれほど多くなく、南国特有の強い雨が特徴
- 鹿児島市付近は、年間を通して比較的過ごしやすい気候で、住むには非常に快適なエリア
鹿児島県に住む際の気候の特徴や注意点を知っておくことで、快適な暮らしを送ることができると思います。
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