
・鹿児島を日帰りで観光したい。1日でどこまで回れる?
・車なしでも大丈夫?
・桜島と霧島、どっちに行くべき?
という方に向けて、鹿児島に5年住んだ筆者が、実際に回れる日帰りモデルコースを3つ紹介します。全コース時刻付きの行程表にしているので、そのまま使えます。
結論から。日帰りなら「市内+仙巌園」「霧島」「桜島・錦江湾一周」のどれか1つに絞るのがおすすめです。全部回ると移動だけで時間がなくなります。まずは下の表で、自分に合うコースを選んでください。
| コース1: 市内王道 | コース2: 霧島 | コース3: 桜島・錦江湾一周 | |
| 移動手段 | 車なしOK(市電・バス) | 車推奨 | 車+フェリー |
| こんな人に | 初めての鹿児島・歴史好き | 神社と温泉でリフレッシュ | 火山と絶景を体感したい |
| 主なスポット | 西郷像・城山・仙巌園 | 霧島神宮・霧島温泉 | 桜島・黒神埋没鳥居・壺畑 |
| 歩く量 | 多め | 少なめ | 少なめ |
| 温泉 | なし(追加可) | あり(日帰り入浴) | なし |
どのコースを選ぶ?3つの判断軸
◆判断軸①: 車があるか
車なしなら迷わずコース1。市電とバスだけで組んであります。コース2・3は車(レンタカー)前提です。
◆判断軸②: 「歴史・街歩き」か「自然・温泉」か
西郷隆盛や幕末が好きならコース1。神社と温泉ならコース2。火山のスケールを体で感じたいならコース3。
◆判断軸③: 鹿児島は初めてか
初めてなら王道のコース1をおすすめします。仙巌園から見る桜島だけでも「鹿児島に来た」実感は十分得られます。2回目以降の方はコース2・3で郊外へ。
コース1: 車なしで回る鹿児島市内王道コース【初めての人向け】
市電と徒歩だけで、西郷隆盛像・城山展望台・仙巌園という鹿児島の「顔」を1日で回るコースです。初めての鹿児島ならまずこれ。移動で迷いにくいのも日帰り向きです。
鹿児島中央駅を起点にレンタカー無しで鹿児島市内を巡ります。飛行機であれば鹿児島空港からでもスタートできます。移動は市電+カゴシマシティビュー(周遊バス)が便利です。
9:20 鹿児島中央駅
主に鹿児島中央駅発のカゴシマシティビューを利用して観光します。鹿児島空港からであれば鹿児島中央駅行きのバスに乗り、天文館で降りると最初のスポットの西郷隆盛像まで歩いて行くこともできます。
鹿児島中央駅ののりばは東口バスターミナル「東4」になります。
1日大人600円で鹿児島市内の主要な観光スポットを周ることができます。時刻表やルートなどは以下の鹿児島市交通局のサイトに載っております。
鹿児島市交通局公式サイト
9:45 西郷隆盛像

鹿児島に来たらこの方を見ておきたいところです。軍服姿の凛々しい西郷隆盛の姿を眺めることができます。
10:00 鶴丸城 御楼門

西郷隆盛像から徒歩約5分で着きます。島津家の居城であった鶴丸城ですが、明治時代に焼失してしまいました。2020年、147年ぶりに城門が復元され、日本最大級の城門として見ごたえがある新スポットになっております。
10:30 照国神社

鶴丸城跡から西郷隆盛像を通り徒歩10分ほどで着きます。こちらも鹿児島の発展に多大な貢献をした島津家11代藩主斉彬公が祀られております。巨大な鳥居が目印です。
11:30 お昼ご飯
天文館に鹿児島グルメが集結しております。鹿児島県内にある有名な蕎麦屋のチェーン店「そば茶屋 吹上庵」、鹿児島ラーメンであればこってりめの「豚とろ」、あっさりめの「よしみ屋」がおすすめです。
また、お腹に余裕があれば鹿児島名物白くまかき氷のお店「むじゃき」も訪れてみてはいかがでしょうか。
13:00 城山公園展望台

バス停から約5分で到着です。桜島と鹿児島市内が見渡せる展望台で、活火山の間近に広がる街並みはここでしか見られない絶景です。
👉展望台すぐそばの山上に建つ「城山ホテル」は朝食と展望風呂が有名で、一度は泊まりたい鹿児島の名ホテルです。泊まりも検討の方はこちらの記事も参考にしてください。

14:00 仙巌園
カゴシマシティビューで30分ほどで着きます。博物館や反射炉跡は世界文化遺産の構成資産になっており、庭園は国の名勝で見どころ満載です。博物館(尚古集成館)の本館は2024年10月にリニューアルされました。
さらには薩摩切子工場や、登録有形文化財をリノベーションしたスターバックスコーヒーもあり、帰りの時間に合わせてゆっくり見て回るのがおすすめです。
17:30 鹿児島中央駅
カゴシマシティビューで約30分で到着です。帰りの時間に余裕があれば鹿児島中央駅周辺で夜ご飯にします。おすすめは黒豚とんかつの「川久」、黒豚しゃぶしゃぶの「いちにいさん」、郷土料理居酒屋の「吾愛人(わかな)」で、どれも鹿児島グルメが味わえる人気店です。
車で行く霧島神宮・霧島温泉コース【自然と温泉でリフレッシュ】
鹿児島市内から車で約1時間、天孫降臨神話の地・霧島を巡るコースです。霧島神宮のパワースポット参拝と、霧島温泉郷での日帰り入浴が柱。運転は長めですが、その分「旅した感」は3コースで一番です。
9:00 鹿児島中央駅
鹿児島空港からであれば9時45分出発のモデルコースを紹介します。
10:30 霧島神宮
鹿児島中央駅出発で高速道路を利用すると渋滞状況にもよりますが20分ほど短縮できます。霧島神宮は創建6世紀頃とされ、日本の神話である「天孫降臨」の主人公ニニギノミコトを祀っております。
開運、五穀豊穣、家庭円満、子孫繁栄などのご利益があるとされ、境内には国歌にもある「さざれ石」、樹齢約800年の杉のご神木(ある方向から見上げると神官に見える枝)も見所です。
11:30 お昼ご飯
近くのうなぎのお店「よし宗」や、産み立ての卵を使ったオムライスが有名な「霧島たまご牧場」が車で5分ほどの場所にあります。また、時間に余裕があれば車で10分ほどの場所にある、美味しい黒豚が味わえる「黒豚の館」もおすすめです。
13:00 道の駅霧島 神話の里公園

天気が良ければ標高約670mの位置から桜島や錦江湾を見下ろすことができます。時間があればリフトに乗って上の展望広場まで登ってみてもよいと思います。頂上から降りる際はリフトかスーパースライダーの2つが選択でき、絶景を見ながらスライダーで下るのも楽しいです。
14:00 霧島温泉郷で日帰り入浴
多くが硫黄泉の霧島温泉郷は9つの温泉の総称であり、一日約1400万リットルの湧出量を誇ります。おすすめはリーズナブルに日帰り入浴ができる「前田温泉 カジロが湯」で、お風呂上りの温泉卵も名物です。また、巨大な大浴場のある「霧島ホテル 硫黄谷庭園大浴場」は湯量と泉質の種類が豊富で存分に霧島温泉を満喫できると思います。
泊まりでゆっくり楽しむなら、霧島温泉1泊2日モデルコースもおすすめです。霧島には星野リゾート界霧島など記念日向けの名宿もあります。


16:30 蒲生の大クス

時間に余裕があれば、鹿児島空港を越えた先の姶良市にある「日本一の大クス」に寄るのがおすすめです。圧倒的な大きさにパワーをもらえると思います。
18:00 鹿児島中央駅
鹿児島中央駅で夜ご飯の駅弁を買い、車内で食べながら帰るプランはいかがでしょうか。迷ったら火山灰で魚のうまみを凝縮させた「桜島灰干し弁当」、県内で獲れたエビを使ったロングセラーの「えびめし」がおすすめです。時間によっては売り切れの場合もあるので注意が必要です。
コース3: フェリーで渡る桜島・錦江湾一周コース【火山と絶景を体感】
桜島フェリーで海を渡り、活火山・桜島を間近に見てから錦江湾をぐるっと一周するコースです。湯之平展望所の迫力、黒神埋没鳥居の噴火の爪痕、壺畑と桜島のコントラスト——鹿児島ならではの写真を撮りたい方には一番おすすめのコースです。
9:00 鹿児島中央駅
周辺のレンタカーを借りてスタートです。鹿児島空港からも10:00スタートでレンタカーで最初のスポットに向かうとよいです。
9:30 鹿児島港フェリーターミナル
対岸へ向かうフェリーが15分~20分おきに運航しております。運賃は車1台2000円前後で1人あたり250円で乗船できます。鹿児島港からはフェリー乗り場に直接車で向かってそのまま乗船し、桜島港にある料金所で運賃を支払います。
車でフェリー乗り場まで行くルートが少し複雑なので解説します。
フェリー乗り場の北にある鹿児島港湾合同庁舎の交差点からフェリー乗り場まで続く道に入ります。
「桜島フェリーのりば」の看板があるはずなのでそれに従って進みます。
👉より詳しく知りたい方はこちら

10:00 湯之平展望所
標高373mの位置にあり、鹿児島市内を見下ろすことができます。
👉桜島だけをじっくり半日かける回り方は桜島観光モデルコースもご覧ください

11:00 有村溶岩展望所
湯之平展望所の方が桜島をより間近でみることができますのでもし時間がなければスキップしてもよいと思います。
11:30 黒神埋没鳥居
昔の噴火で埋まってしまった鳥居をみることができます。自然の驚異を感じるスポットです。
12:30 坂元のくろず「壺畑」

黒酢を使った料理を提供する「レストラン壺畑」でお昼ご飯がおすすめです。黒酢を使ったヘルシーな料理を味わうことができ、特に黒酢の酢豚が絶品です。テイクアウトで黒酢ドリンクや黒酢ソフトクリームなどもあります。
また、桜島をバックに一面に広がる「壺畑」はここでしか見られない景色です。
14:30 仙巌園
坂元のくろず「壺畑」から錦江湾沿いを約1時間走り到着です。日本の近代化に貢献した島津家の庭園は、桜島をバックにしており見ごたえがります。鹿児島に来たら1度は訪れたいスポットです。
17:30 鹿児島中央駅
帰りの時間に合わせて仙巌園を出発します。時間が余っており夜ご飯に鹿児島グルメを食べるのであれば、黒豚とんかつの「川久」、黒豚しゃぶしゃぶの「いちにいさん」、郷土料理居酒屋の「吾愛人(わかな)」がおすすめです。
📍 鹿児島観光の全体像を知りたい方へ
1泊2日・2泊3日のモデルコースや、桜島・霧島・指宿の回り方を在住5年の視点でまとめた完全ガイドはこちらです。
👉 鹿児島観光モデルコースまとめ|1泊2日・2泊3日の厳選プラン

日帰りで回りきれなかったら1泊2日もおすすめ
鹿児島は観光地が広い範囲に点在しているので、日帰りで回れるのは限りがあります。「市内も霧島も桜島も行きたい」なら、1泊2日にするのが現実的です。
👉初めてでも迷わない1泊2日定番モデルコース

👉泊まる宿に迷ったら:鹿児島の名ホテル4選と鹿児島の温泉旅館4選も紹介


よくある質問(FAQ)
Q. 日帰りで桜島と霧島の両方は回れますか?
A. スケジュールが過密になると思います。桜島と霧島は距離が離れており、移動だけでかなりの時間を消費します。どちらか1つに絞り、両方行くなら1泊2日がおすすめです。
Q. 車なしだとどこまで観光できますか?
A. 市内(コース1)は市電と徒歩で問題なく回れます。桜島もフェリー+桜島港周辺なら車なしで可能ですが、島を一周するなら車が必要です。霧島は車なしでは厳しいです。
Q. 鹿児島空港から日帰り観光する場合は?
A. 空港は霧島側にあるので、コース2(霧島)が最も効率的です。市内へ出る場合はリムジンバスで約40分。空港からの行き方詳細はこちら

Q. 予算はどのくらい見ておけばいいですか?
A. コース1なら交通費+入場料+昼食で1人4,000円前後が目安です。
Q. 雨の日でも楽しめるコースはありますか?
A. コース1が最も雨に強いです。仙巌園は屋内展示(尚古集成館)があり、維新ふるさと館・かごしま水族館への差し替えも可能です。コース2、3は自然がメインになるので満足度が天候に左右されがちです。
まとめ
・初めての鹿児島・車なし → コース1(市内王道)
・神社と温泉 → コース2(霧島)
・火山と絶景 → コース3(桜島・錦江湾一周)
日帰りでも、コースを1つに絞れば鹿児島はしっかり楽しめます。行程表はそのまま使ってもらってOKです。良い旅を!
全部行きたいなら、日帰りでは厳しいので1泊2日プランがおすすめ

👇2泊3日のモデルコースもあります

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